家具は、住宅の中でも重要な役割を担う身近でありながらも大切な存在です。
思い出が沢山詰まった、祖父母、父母が大事に使用してきたようなただの家具として 扱えないような大事なものから、機能性や価格を追求したものまで様々です。
私達は、多少高価であっても思い入れのもてる価値あるものと付き合って行きたいと 考えます。

キャンピングカーも車両によってはマンションや家一軒と同じくらい高価なものも あります。
安い買い物ではありませんから、その中で過ごす時間をいかに快適に いかに思い入れのもてるものにできるかと考えています。

《手作り家具》
カトーモーターでは、安い買い物ではないキャンピングカーを家と同じように考え その空間の中でいかに快適で過ごせるかという命題の中、内装と同様に家具にもこだわりをもって 手間を惜しむことなく作っています。
そのこだわりこそが、キャンピングカーを使われる方と共有できる喜びだからです。

キャンピングカーの車内用の家具は、一般の家具と比べると環境の問題から 作るのが難しい部分が多くあります。
凹凸や傾斜、突起物が多数ある車内の限られたスペースに設置する必要が有るため わずからサイズの狂いも許されません。
その上、車内は「動く」事が当たり前ですので、車内が揺れることによるキシミや 歪みなどが出ない性格でしっかりとした作りが要求されます。
車内は高温にもなりますので、温度による変形や乾燥も考慮に入れなければなりません。

車内という密室空間ですから、人体にも優しく丈夫な素材も必要とされます。
その為、軽くて体にも優しく、湿気に強い桐材を引き出しや心材に多く使ったり 固くて丈夫なナラ無垢材を傷みやすい部位に使ったりすることを初め 数多くの種類の素材から、その特性を活かした素材を厳選して使用しています。